もり組の劇練習「てぶくろ」お話がふくらんできてます!

前回の記事で、もり組の劇「てぶくろ」に関するお話をさせて頂きました。その後も、何回か、みんなで絵本を読んだり、劇のようにお話を追って楽しんだり。また、登場する動物たちのお面を使ってお家ごっこになったり。

もり組の劇練習「てぶくろ」何年やっても毎回違う発見あり!

2020年2月18日

 

そのうちに、「ここは、どうする?」なんて場面が出てきます。そんな時には、みんなでどうしようか、考えてみます。

 

 

「てぶくろ」さらに面白い表現も出てきました!

劇 てぶくろ

てぶくろのおたのしみ。子ども達曰く大成功していますよ!おはなしで何回か遊んでいるうちに、また面白い表現も出てきました。

ねずみは「ちゅーちゅー」と言いながら歩いたり、かえるは「ケロっ!」と言いながら跳んだり。てぶくろに入る時に動物のまま入っていたり。各々の子ども達がこんな風に表現していくんだなーと思って見ています♪

 

たくさんの発見もありました..!

発見 その1

てぶくろに入る前の動物。動物の家とてぶくろは遠いんだけど…、ぐるぐるぐるぐる周りすぎて全然入らなーい!そのあと出番の動物達も「まだー?!」「ながーい!」となっていました。

終わってからの話で…途中うさぎのAちゃんが1度止まったのです。

 

先生
どうして止まったの??

 

Aちゃん
だって疲れちゃうよー

 

子供たち
でもお家とてぶくろは遠いよ!

 

先生
どうしようか??何回くらいまわる?

 

子供たち
「10!」「10回!」

 

先生が試しにおしゃれぎつねになって10 回まわってみると..てぶくろの中のみんなは退屈そう。〝10 回は長いね!〟となりました。

今度は2回で周ってみると..

 

子供たち
「短い!」「ちょうどいい!」

 

次は2回でやってみて、また考えようということになりました。

…ちなみに、この2回まわる!ですが、かえる達にも2回周ってもらいました。すると、ピョンっ!ピョンっ!と跳ねながら周るかえる達。とっても大変なのです…。1周回ったかえる達はもうへとへと…。カエルは1回周ることにしました!

 

発見 その2

オオカミだったBくん。「待ってー!まだBくんついてないよー!」と困っていました。何人かいる動物達。どうやらまだBくんがてぶくろに着く前に、ほかの動物達が「だれだー!」と喋り始めてしまったようでした。

 

先生
それは困ったねー。どうしたらいいかな?

 

子供たち
「待てばいいんだよ!」「みんな来たら言う!」

 

先生
じゃあみんながてぶくろに来たら、喋り出すって事なんだね!

 

ということで、動物達がみんなてぶくろに到着したら喋り出すことにしました♪

 

こんな感じで、他にも色々な話が出ていました。昨日、もり2組のてぶくろが、布ではなくダンボール製のてぶくろだったのを見て、CちゃんとDちゃん「ねぇみんな!てぶくろ作ろう!」と提案してくれました。

「いーよー!」の子が沢山!Bくん「えー、ふかふかのてぶくろがいいんだよー」の声も。そうかーうーん..と考えていると…

 

Eくん
じゃあダンボールのてぶくろに、今までの布を貼ればいいんだよ!

 

と考えてくれました!「それでやってみよう!」ということになってます♪

 

 

園長先生のつぶやき

*年長組さんの劇練習

ことばで「どうしたらいいかな?」といって、「○○すればいいんだよ!」とことばで返す。

 

園長先生
実は、相当高度なことをやっています。聞き逃したら、わからなくなってしまう言葉。目には見えないものである、言葉。それを使って、しかも大勢で一つのことを考えていく!

 

一年近く一緒のクラスで過ごしてきた、しかも5歳のころ(年中組さんは、この時期はクラスの大半の子が5歳の誕生日を迎えています)、だからこそこんなことができるのだろうと思っています。この時期だからできること。成長を感じますね。

年長組になると、さらにもう1ステップあがって、登場する役の気持ちを考えたり、自分と違う「役」としての表現を考えたりします。セリフの長さも見事なものです。

 

 

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