日本伝統の発酵食品「たくあん」もなかの幼稚園では作っちゃいます!

なかの幼稚園では、いろいろな物を作って食べます。パーティーでは、ホットケーキやカレーを作ったりもします。それとは別に、季節ごとに作ったり食べたりするものもあります。

 

「その一つに、日本伝統の発酵食品【たくあん】があります!」

 

たくあん、、、今の幼稚園世代の子ども達、お家でたくあん作っているって、どのくらいあるんでしょうね。幼稚園では、どう作るか?お手紙から紹介します。

 

 

たくあんつけたよ!

おまじない「おいしくな〜れ!」

生活展で気付かれた方もいたでしょうか。テラスの天井から吊るされた大根を!

みんなが種をまいた大根、一人一本ずつ収穫した後、残ったものを干していました。その大根がしわしわになって、漬けられるようになりました。

 

ざらめと塩とぬかをま~ぜまぜ。そして、樽の中にぎゅーー。と重しを入れて、ふたをしました。ざらめと塩を味見して。ぬかもちょっとなめてみた子もいましたよ。

 

まぜまぜは5回ずつ、みんなで順番に混ぜました。さいごは「おいしくな~あれ!」のおまじない!一月の末頃?2月?おいしく食べられるかな~。たのしみだ~。

 

 

たくあん、おいしかったよ!

包丁が写ってますが、この写真を撮った担任は、撮ってすぐもどり、危険なことが無い様に配慮しながら切っています

12月につけたたくあん。子ども達から

 

子供達
ねぇねぇ先生、もう食べられるんじゃない?

 

と聞かれたので、園長先生に聞いてみました。

 

子供達
たくあん、できた?

 

園長先生
あ!そうだね味見してみたら?

 

ということで、早速、たくあんを出して味見してみました。つくし組4クラスとひよこ組で一緒につけていたたくあん。「なんで水があるの?」と、サラサラのぬかに入れたのに、水が出ているのが不思議そうでした。

 

切って、味見。おいしい~。お代わり続出、あっという間になくなりました。

 

 

園長先生のつぶやき

もはや、なかの幼稚園の冬の風物詩、あちこちにぶら下がる大根。私は、身近な野菜を身近に加工して食べていく、この感じが大好きです。

スーパーで誰かが作ってくれたものを買って食べるのではなくて、種をまいて育った大根を、洗って、干して、漬ける。

 

大根を収穫に畑に分け入る年少組。大根、大きいね

食べるまでの全ての工程がわかる。大事なんじゃないかな、と思っています。唯一、樽の中の一か月が、目に見えないのですが…

この間に魔法の様に大根がたくあんに変身するのも、面白いですよね。匂いも、独特で、食文化の違う人からすると食べづらいくらいの個性があるたくあん。なかのの子ども達は大好きです。

今、発酵食品が見直されています。免疫を高めたり、栄養があがったり。昔から続く物は、合理的なものが多い、という事なんでしょうね。

その土地のそこでとれる食べ物が一番体にいいという考えがありますが、まさに、幼稚園で育てて幼稚園でつくり、幼稚園にいる微生物が醸すたくあん。体にいいんでしょうね。

 

ちなみに、三学期に前園長先生から、たくあんのプレゼントがありますが、80本とか100本の大根を漬けます。何十キロになるんだっけ…

約250人で分けるから、一人分は多くないですが。配るとき、クラスにたくあん臭が漂いますから、「あ!」とすぐわかります。塩とざらめと糠の味。おいしいね!

 

 

 

 

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