「はばたけもっと大きな空へ」第55回なかの幼稚園卒園式

2023年3月17日。第55回卒園式が行われました。この日、卒園生81人全員が出席。この日をお休みゼロで迎えられただけでもうれしかったです。

なかの幼稚園の卒園式では、主に大人の部となる第一部と、子どもが入場しての第二部に分かれています。

 

 

なかの幼稚園卒園式

なかの幼稚園卒園式 式次第

今年も、感染対策もあり、クラスごとでの式となりました。学年全員での式で送り出すことも良いと思ったのですが、三学期の間、それなりにコロナとインフルエンザの対策に追われたので、安心して式に臨めることを優先しました。

 

それにしても、子ども達の立派なこと。

幼稚園の説明会で、

 

園長先生
並んでいる所で感動するのは、卒園式くらいかもしれません。でも、やろうと思えば、ちゃんとビシっと並んでかっこいい所を見せられます。

 

という事があるのですが、言っている通り、この日はみんな、ビシっと並んでいる所、みんなでそろっている所、立派な姿ばかりでした。(まあ、子ども達は「カッコいい所をみせよう」と思っているだけで、揃ったりビシっとしているのは結果としてついてくるところなんですけど。)幼稚園で培った力を、今度は小学校でも発揮してね。

毎年、この日は、成長の節目の日として、感慨深い物があります。卒園式には、「はばたけもっと おおきなそらへ」という横断幕が飾られます。本当に、幼稚園から旅立ち、おおきく羽ばたいてもらって、いつかその報告を受けたいな、と願っています。

 

式の後、午後には「謝恩会」代わりに「ありがとうを伝えタイム」(PTA命名です)がありました。今年は、各クラスで役員さんがプログラムを考えて下さって、各クラスそれぞれらしくにぎやかに・しっとりと、過ごしていました。

 

園長先生
このクラスは、マシュマロ焼いたり、大人も参加のドッチボールしたり。涙なしにはいられないお話会のクラス、にぎやかに紙相撲対決!のクラスだったり、でした。

 

さて、ここから、ちょっと大人の話に。

この卒園生たちの園生活を振り返ると「コロナがあった」というのがちょうど重なるのですが、保護者からの謝辞にも3年前の様子が出てきました。

ちょっと長いのですが、謝辞を紹介させていただきます。

 

表紙もオリジナルで作って下さったそうです

 

2022年度 謝辞

暖かな春の日差しに、桜の花が今にも咲きそうなこの佳き日に、なかの幼稚園第五十五回卒園式を迎えることができました。

幼稚園の始まりを待っていた春、心細く不安でいっぱいだった私たちに、お家の玄関の戸を叩いてくれた先生たちの姿がありました。絵本や、幼稚園で採れたいちご、そして優しい笑顔を届けてくれた先生方。暖かな先生方の気持ちに触れ、人との繋がりの大切さと喜び、『待っていてくれる場所がある』そう希望も届けてくれました。

そして待ちに待った6月の入園式。野外での力強い荒馬と共に前を向いて出来ることをしていこうとする先生方の熱い想いは、戸惑うことも多かった私たちに、光を照らしてくれました。

親の心配をよそに、お面やスカートで着飾ったごっこ遊びに胸を躍らせ、トラックや砂場に夢中になったそれぞれのなかの生活の始まり。

仲間と話し合いながら協力して作った動物製作に、初めての劇の会で仲間との距離がぐっと近づいたもり組時代。

そら組になり、みんなの『やりたい!』を形にし、忘れられない思い出となったお泊り会や、生活展。子ども達のアイディアを尊重し楽しみながら活動できた経験が大きな自信となりました。そして劇の会。失敗しても大丈夫、安心できる仲間だからこそやりたい事、やれた事を認め合い、一つの目標に向かい助け合う姿に、絆を感じました。

私たち大人もかけがえのない多くの仲間と出会いました。そんな機会を前向きに与えて下さったなかの幼稚園に本当に感謝しています。

子どもがど真ん中。常に一緒に考え小さな思いにしっかり寄り添い支え、たくさん笑ってくれる先生方、そしていつも一緒にいてくれた仲間たち。なかの幼稚園で過ごした毎日がみんなの心の根っことなる事でしょう。

たくさんの愛情を注いでくださった先生方のもと、『日本一』いや、『世界一幸せな幼児期』を過ごした子どもたちは、自信をもって前に進むことができます。なかの幼稚園での経験は、私たち親子が進む新しい道への確かな道しるべになります。

園長先生をはじめとするする先生方や、他にも、日々の幼稚園生活を支えて下さった、事務の先生、バスの先生、フリーの先生方、ありがとうございました。

最後となりますが、なかの幼稚園の益々のご発展と、理事長先生をはじめ、園長先生、諸先生方のご健康とご活躍をお祈り申し上げ、卒園児八十一名の保護者を代表し、感謝の言葉とさせていただきます。

令和五年三月十七日

保護者代表

 

 

3年前の4月は…

2020,5月。お届けの荷物を持って、これから出発

 

そうなんです。3年前の4月は、コロナ第一波の、あのピリピリの緊張感のあった4月です。

私たちもたくさん考え、試行錯誤しながらの生活でした。動画を作って配信したり、ブログでそれぞれの報告を紹介してみたり。その中で、通称「お届け便」とした、先生達が教材や絵本やいろんなものを届けることとしたんです。

これは「不要不急の外出=悪」とビリビリだった世の中の雰囲気の中で、果たしてこれは許されるのか?直に触るしないとしても、会いに行って良いのだろうか!?とだいぶ緊迫感の伴った行動でした。

でも「教育は不要不急ではなく、絶対必要であり、幼児教育はリモートでは代えられない」と考えてやっていったところでした。

やりながら、先生達だってハラハラしてたんです。迷惑にならないか、イヤに思う方もいるんじゃないか、って。でも三年たって、こういってもらえて、やってよかった、と思えました。伝えて下さって、ありがとうございます。そして、人と人とのつながりが大事なんだ、と改めて思いました。

 

園長先生
園のイチゴ、たった三粒って要らないんじゃない!?でも届けたい!って・・。なやんだなぁ。

 

 

園長先生のつぶやき

最後に、今年度の会長挨拶を載せます。

今年の会長の挨拶で、印象的なことは、子どもと遊んでけがをしてしまい、松葉づえでの登場だったこと。

文を読むうちに涙で、涙で、号泣、、、だったこと。

会長だけでなく、今年の挨拶の皆さん、思いが溢れて伝わってきた方ばかりでした。

会長も子どもが生まれて最初の頃には、子育ては大変、と感じていたそうです。それが、人とつながる中で、楽しいと思える時間が増えていった、とおしゃっていました。子どもの成長を感じる日は、子どもの成長にとって大事なコトが何か、を再認識する日でもありました。

 

松葉づえで挨拶文を置く台が必要、と分かって、ものの10分くらいで作ってきてくれた職員。すごいな~

 

2022年度 PTA会長 挨拶

先日こんな出来事がありました。

ある日の夕方、川原で遊び、靴が泥だらけになった娘。翌日いつもと違う靴を履いて幼稚園に到着しましたが、気になる様子で、「幼稚園の靴を借りたい」と言いました。

しかし、いくら探しても娘に合う靴が見つからないのです。

その時、「ああ、もう娘に合う靴はなかの幼稚園にはなくなっちゃったんだな…。」としみじみと思ったのです。

あんなに小さかったのに。

いつの間にこんなに大きくなったんだろう。

いつの間にこんなに逞しくなったんだろう。

時には子育てが辛く、早く大きくなればいいのに、早く手が離れればいいのにと思った日もありました。

そんな時、話を聞いてくれて、同じ想いでいてくれるママたち。私にとって大人になってもできた大切な友達。みんなありがとう。

子どもたち1人1人に寄り添い、いつでも相談に乗ってくれる先生方。本当にありがとうございました。

最後に、「日本一幸せな子育て」を支えてくださったなかの幼稚園のすべての方々に感謝いたします。本当にありがとうございました。

PTA会長

 

今年度の「卒園生の保護者の声」も、ホームページにあげました。

以前の卒園式での様子あります。良ければ合わせてご覧ください。

なかの幼稚園「第53回卒園式」〜はばたけ!もっと、おおきなそらへ!

2021年3月24日

 

おまけ。滅多に挨拶に立たない、理事長でした笑

 

 

 

 

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