10月7日、2023年度も運動会が無事に終わりました。(7日は年長・年中。3日が年少以下の子たちの運動会でした)
今年も9月過ぎからの1か月位の生活の中で、子どもたちはいろんな体験をしました。そんな事が運動会でも感じていただけたのではないかな、と思います。
さて、そもそも「運動会はどうしてやるのか?」この問いかけ、きっと各団体で答えがずいぶん違うのではないでしょうか。
なかの幼稚園では『子どもたちに体験してもらいたいことがあるから!』です。
前理事長が語っているのもYouTubeに上がっていますので、興味がある方はご覧ください。
各年齢で「体験してもらいたい事」の内容は違うのですが、今年は年中もり組の取り組みを紹介したいと思います!
「玉入れはいるかな」年中もり組のおたよりから
9月の参観にお越しいただき、ありがとうございました(9月中旬のおたより)
暑い中ありがとうございました。子どもたち、嬉しそうでしたね。
さて、園長先生からお話があったかと思いますが、今年は例年とちょっと違う形でスタートしています。
例年は「カゴがあるいわゆる普通の玉入れ」の状態からスタート。
今年は「支えだけのカゴ無し」のスタートです!
カゴ無しの棒を見て、子どもたちは、、
いろいろな案が出ました!
すごいでしょ!?玉入れ、カゴがないって!?
どうなることやら、の先生側もドキドキ・ハラハラ(ワクワク)のスタートでした。
ちなみに、年中組では、運動会で体験してもらいたいこととしてあるのは、いくつかあるのですが、玉入れで願ったのは、
「体を動かすって、楽しい!という体験」
「自分の体を使って巧緻性を高める」
「みんなで考えてみることもする」
これらを体験できるなら、玉入れという形でなくてもいいんです。そこで何をするのか考える中で
「玉入れって、大人がこうしなさいっていうルールを作って、子どもにやってもらってるよね・・。」
「入らない子には、つまらないよね。」
「子どもがやりたいって思えるのってどうしたらいいのか?」
というところから、カゴを子ども達と考えてみよう、となりました。
3クラスで玉入れしたよ(9月下旬のおたより)
もり組3クラスが集まって玉入れをしました!
まずは、クラスごとのオリジナル玉入れの紹介から。
それぞれ、付いているカゴ、もの(網とか袋とか、箱とか)、高さも違っていて面白かったですよー。
そして、玉入れ。対戦ではないので、自分の狙いたいカゴに投げたり、落ちた玉を拾ったりしながら、玉がぜーんぶ入ったら座る!という形で行いました。
やってみたら事件発生!
玉を入れていくと、玉の数は段々と減っていくはずなのに、玉の数が増えている!?なかなか終わらない~
後で、クラスに戻って聞いてみると、
実際に運動会で玉入れをやってみました!
保護者からの感想が届きました。いくつかご紹介します!
園長先生のつぶやき
面白いですよねぇ。
大人がルールを先に決めないと、子どもって、こういう事がやってみたいのか!というのがよくわかりました。
大人の予測としては、難しいカゴに入れないで簡単に入れてすぐ終わるのでは?と思っていました。入らないと、つまらないよね??と。
でも、やってみたら、難しいところに挑戦して「はいった!」というのが楽しい子も沢山いたんです。
だから、どんどんカゴ(?袋とか虫網とかつけたいものがついて、もはやカゴではないのかもしれませんが)が進化していきました。
それと、たくさんやりたい!という子たちも多かったです。やってみるって、楽しいんですね。
私も子ども達と一緒に一番高いカゴを狙ってやってみました。・・・高いと入らない!そして悔しいので入るまでやりました。
もっとやりたい!の気持ちよーくわかりました。
で、ちゃんと、狙いの一つ「みんなで考えてみる」というのもやれてましたね。
年中組の二学期頃って、こういう事ができるようになってくる年頃だよね、というのがあって、運動会という体を動かす期間なのですが、頭を使うこともとっても大事にしています。
玉入れって、玉が入ると楽しい!初めから入る子もいれば、初めは入らなくても何度かやるうちに入るようになる子もいます。
・・・でも、どうしても入らない子にとってはどうなのだろう??と考えた時に
「カゴの高さや種類、一も子ども達と一緒に考えたりしながら、オリジナルの玉入れを作れたら、より楽しいものになるのではないかな?ともり組スタッフで考えて、今年はカゴ無しでスタートしてみよう!となったのです。