なかの幼稚園の運動会は目前!その練習は試行錯誤の連続!?

なかの幼稚園の運動会…今年も、そら組のリレーはドラマがたくさんありました。

うれし涙も、悔し涙もありました。

そんなリレー当日もすごいのですが、そこに至るまでの日々のこと。リレーの様子第二弾は、リレーを走るようになり、クラス対抗が始まったころのことです。

クラスの中でリレーを走ってみる、から始まり、2クラスで対抗戦をしてみたり、学年3クラスで対抗戦をしたりしていきます。9月半ばの、そんなころです。

もうすぐなかの幼稚園の運動会!子供たちが作戦会議!?

2019年10月12日

 

 

《初3クラス対抗リレー頑張ったぞ!》

なかの幼稚園 運動会 練習

年長組3クラス揃うと、緊張感も高まりますね…。その中で、力を出すって子ども達すごいです!

 

【1回戦目 白チーム】

1位でスタートするも途中バトンパスの所でバトンを落としてしまい3位に。半周くらいの差になってしまいましたが、その後徐々に追い上げ、2位、1位..!

 

そのままリードを保って1位でゴール!

 

子供たち
ばんざーい!!!!

 

 

【2回戦目 黄チーム】

2位でスタート!1位のクラスを追いつつ、後ろに来るクラスから逃げつつ..!次第に3クラスの距離が縮まり、アンカーの頃には逃げる!追う!のいい勝負。

そして、ゴールテープのところで1位のクラスが逃げ切りゴール!最後の第4コーナー回って、3位のクラスが追いついてきた!結果は、同着の2位でした!

 

 

【部屋に戻って振り返りの時間】

A君
(自分でやるって言ってた線の近くを走る作戦)21番できた!
子供たち
リレー名人!すごい!
Bちゃん
他のクラスはまだ笛が鳴ってない時にちょっと出てたけど、A君は出てなかった。よーく聞いてた。
先生
よく見てたね&大事なことだね。
A君
最初抜かされそうだったけど、本気出した!
先生
よく頑張ったね!
A君
オレかかとで走ってた!(それで)速かった!
子供たち
???…つま先じゃない??

 

その場でみんなでやってみると…

 

子供たち
(かかとだけで走ると)遅いよ〜!
A君
速かったよ!
先生
かかとで地面についてー足が前に伸びる?!つま先でジャンプするといいんじゃない?それを繰り返す!
Cちゃん
お手てを思い切り振るといいよって言ってたよ!

 

なんかアスリートみたい♪どの走り方が自分に1番合ってるか、色々実験してみよう!となりました。

 

 

【隠れている気持ち】

Bちゃん
2組が2番目にも勝てて良かった…。
先生
(心の声)うん..そうか…。でも〝良かった〟という表情には見えなくて…。
子供たち
悲しそうに見える..。
先生
勝てて良かったって言ってるけど、Bちゃんの心の中に隠れている気持ちもあるんじゃない..?

 

と聞いてみると…

 

Bちゃん
本当は1位が良かった…。
先生
(心の声)うん。分かってるよ。

 

じつは…

実はBちゃん、2回戦目のアンカーで、1位のクラスを追いかけながら、2位を死守しました。2位だったので、バンザーイ!をしたけれど、Bちゃんの表情は浮かないものでした。

その表情が気になって、担任「Bちゃんの今の気持ちは..?」と聞くと、Bちゃん「勝ちたいな..の気持ち。」そして続けて、「お弁当食べたらリレーする。」の言葉が返ってきました。

私の中では、最後3位だったクラスに追いつかれたショックが大きいのかなと感じていましたが、Bちゃんの中では〝1位のクラスに追いつけなかった〟事の方が大きかったのかな..と、Bちゃんの言葉を聞いて思いました。

なので最初の言葉「勝てて良かった」は本心じゃないんじゃないかな..って。「本当は1位が良かった」んだよね。

 

さぁ!ではどうする?

 

子供たち
練習するー!
先生
お弁当のあと、Bちゃんを含め10 人の子達がリレーに取り組んでいました。

 

 

 

園長のつぶやき

だいぶ、最初のころとは違う気持ちで取り組んでいるんですね。

対抗戦で、勝って良かった・なんでだろう?や、よりよくなる方法をかんがえたり。自分なりに、「自分はがんばったぞ!」と思えているのも、いいですよね。自尊心、とか自己肯定感という言葉がありますが、自分が頑張ったことを仲間の前で大きな声で言える自信、それを茶化すことなく素直に認めてくれる仲間、これがきっと自己肯定感につながっていることでしょう。いいぞ!

 

そして、今回も(no1の時にもありましたが)仲間の気持ちを考えてみたり、もありました。自分の気持ちにも向き合っています。

それと、先生が子どもの表情をくみ取って言葉を投げかけているのも、自園ながら、いい場面だなぁ、と思いました。

 

クラス対抗戦になると、どうしても勝ち負けにも目が行きます。でも、あえて対抗戦をするのは、勝つことが良い・負けることはよくない、ということを主眼にしているわけではありません。では、なぜ?

 

園長先生
本気で勝ちたい・頑張りたい、と思えることが、大事なことだと思います。なので、なかの幼稚園では、リレーもかけっこも、真剣勝負です。勝った、負けた、を通してたくさんの経験をします。そして、たくさん考えるその経験は、誰かに勝つのが良いというような価値観ではなく、「頑張る事ややったことそのものが大事」なんだ、という価値観を育んでくれると思います。

 

運動会という、体育的なことを通して気持ちを考える。二学期、心も体も、大きくなる時期です。おまけ。跳び箱もやってます。足がかっこいいね!

 

 

 

 

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